Esperanza

スペイン語で「希望」。 果報は寝て待て。

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引きこもることを決められるのも、能力なのかな

ふと姜尚中がEテレの「仕事学のすすめ」に出ているのを発見。
今日は生い立ちと、天職と本人が認める今の仕事に就くに至るいきさつをインタビュー形式で話しているのを見ました。

今やテレビにもたくさん出て、本も書いて、すっかり有名人。iPadの漢字変換でも一発で変換できるし。そんな彼が初めて就いた定職がICUだったそうです。

私(とICU同期)にとっては、相次いで教授が東大に引き抜かれ、姜先生のICU最後の「政治学」講義は、元々人気だったこともあり、確か抽選になってました。

その前後、国際法の横田先生、比較政治学(ラテンアメリカ)の大串先生が東大へ行ってしまいました。ICUは元々定年退官した東大教授に来てもらう立場(私立大学にはよくある話)だったのに。。。大串先生とは、海外総合実習という授業でチリに行ったり、ご自宅のホームパーティい招かれたりして、結構仲良くしていたので、ICUの愚痴も聞いていたから、事情はよくわかるんですけどね。。。

一方で、東大で講義をしているICUの先生で、「東大生はつまらない」と言って、講義をすることさえ断っていた先生もいらっしゃいます。東大卒で、東大には全く興味がない(=どちらも、ICUがとても気に入っている)先生もいるし。

そんな複雑な気分なんですが、今日の姜尚中の生い立ち、天職に就くのに必要な力とは?という話で思ったことをちょっと。

***

本の帯にも書いてあるんですが、彼は在日韓国人ということで、自分のアイデンティティについて強く思い悩んできた人です。それが彼のルーツであり、生きる力になっている。
私くらいのジェネレーションだと、そこまで気にならないのですが、彼が若い頃は就職も難しく、在日であることゆえの差別を受けてきたので、大きな苦労をしてきたということがわかりました。

そんな人生の中で、彼は何度か目標やアイデンティティを見失って、高校で不登校になったり、大学の授業に出なかったり、留学先でも引きこもっているんです。合計3回くらい。
それぞれ、立ち直るきっかけがあって、立ち直れているんですが。
そこでキーになったのは、人との出会いだったと話していました。

大学で在日韓国人のコミュニティに出会って学生運動に夢中になったり、
就職できずに大学院に進学したり、
韓国で自分のルーツを見つけたり、
指導教官にドイツ留学の道を示してもらったり、
ドイツ留学中に再び目標を見失ってしまったり、
ドイツで自分と同じ立場なのに社交的で明るいギリシア人移民2世と出会ったり、
教会の牧師さんから言葉を教えてもらったり、
その牧師さんからICUの教職を紹介してもらったり。

「どうして人と出会う力を得られたのか」という問いに対して、
「無駄なことを無駄だと思わず、しかるべき時が来るのを待つことが重要」との答えでした。

***

私も、自分の天職に至るまでにはかなり遠回りしてきていて、でもその中で自分の夢をしっかり持っていられたのは、挫折と、大切な人に出会ってきたからだと思っていて、この点はとても共感できました。私の場合、キーパーソンもそれなりにいるけど、それより友人の方が大きいかな。

私の場合。

○浪人して、理転して自宅学習。
?なのにセンター失敗して、なぜか文系進学(ICU落ちてたら北大水産学部に行っていた)。
×でもオーケストラのおかげで大学には行きつつ、自分は文系ではやっていけないことを実感し、目標喪失。
○そこでたまたま新任の経済学の先生と意気投合、なんとか卒業できそうなモチベーションを得た。
×就職活動をしたものの、就職氷河期真っ盛り、その上会社のニーズと完全にミスマッチだった私は箸にも棒にもかからず、自信喪失。ここで北大編入試験の情報を友人が教えてくれたことで先が見えた。
?北大受験を相談したICUの先生と、色々な話をして、4年生になってから、理系の授業を取った。理系の成績は全部A、文系の成績は平均でB以下だったので、卒論指導教授があっけに取られてた(ICUは毎学期先生から成績表を受け取るのです!)。
○無事北大進学。しかし、カルチャーショックにぶつかる。ICUには行きたくても行けなかった子が声をかけてくれて、そこから一気に友人関係が広がった。
指導教官が私の得意分野を伸ばしてくれて、本では得られないことを教えてくれた。
×大学院では、学生の質と大学院の制度がめちゃくちゃ(北大の組織があまりにしっかりしていたので、ギャップが大きかった)で、3ヶ月くらい派手に引きこもった。
○就職活動の最中、ガラパゴスに2週間ほど現実逃避。スペイン語を話して自信回復。修論の方向性を考える時期と就職活動のヤマが同時期で、毎週面接前に元コンサルの先生が部屋に呼んでくれて、3時間くらいよもやま話。楽しく話してただけだったものの、面接の質問の内容とかぶったりして、結果的には恩人(笑)。その先生には修論作成時も良くしてくれた。
×最初の配属先が新規事業開発で、室長が目標を見失っていて、何をしたいのか答えてくれず、愕然とする。
○イラン出張で事業部長と出会い、会社の世渡りについて少し教えてもらった。その後も相談に乗ってもらった。イランの仕事でこれが私の天職だと思った。
×当時遠距離していた彼氏に、意味不明なひどいふられ方をされ、かなり凹んだ。
×入社2年目に突然国内環境部に異動を告げられる。納得がいかず、事業本部長に食らいつき、一部で噂になった。
×国内環境部は当時労働環境が最悪で、一生懸命やった上に、もう無理!と上司に泣きついて異動(海外事業に戻る)までこぎつけたものの、時すでに遅く、体調を崩した。

長いな(^_^;)。

会社で休職してからは、比較的大きなこと(積極的な)ってないですねえ。何をするにも今は受動的なので。

***

姜先生の話を聞いていて、気になった違い。

姜先生は、落ち込んでいる時に、引きこもることができる人だった。
私は、落ち込んでいる時でも、学校に行かなくちゃ、とか、どうしたらその状況から抜け出せるのかを考えてしまうんだった。

そんな私の行動パターンが、結局今の状態を引き起こしていると、医者もカウンセラーも言っている。
なんて言うか、常にターボが回っている感じなんでしょうね。自分ではそんなつもりはないんだけど。
気分が落ち込んでいる時に、素直に落ち込んでいる自分を認めて、刺激を避けるような行動をとった方が、生きる上では体に優しいらしい。

そう思いました。
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ゆこゆこ

Author:ゆこゆこ
ハードな仕事を経てメンヘル不調に。2回の長期休職の後に退職。派遣社員を2年半した後、契約社員として本格的に仕事を再開しました。

好きなものは大自然、旅行、パン作り、Perfume。

大学での専門は植物生態学ですが、園芸植物のことはよくわかりません。

開発コンサルタントという妙な仕事をしていたおかげで世界の辺鄙な場所へ行ったことが多いです。

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