Esperanza

スペイン語で「希望」。 果報は寝て待て。

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ポアンカレ予想・・・と数学者

2007年あたりのNHKアーカイブを見ました。

数々の数学者が、人生を投げ出してポアンカレ予想の証明に熱中し、失敗してきた。
何しろ、予想をしたポアンカレ自身が、「この問題は遠い未来に証明できるのだおるか?」と論文最後でぼやいていたという・・・。

結局ロシア人数学者ペレルマンが100年間誰にも解けなかったこの問題を証明したわけですが、
笑ってしまう(?)のが、ペレルマンが行った説明のプレゼンテーションが理解できずに、反応が薄く、ペレルマン本人ががっかりしてしまったということ。

その理由は、
ペレルマンは、ポアンカレ予想の証明を微分幾何学(diffential geometry)と物理学の手法を用いたが、ほとんどの数学者はトポロジー(位相幾何学、なんだそりゃ)を用いて証明しようとしていたから、とのこと。

だから、トポロジーが専門の数学者は、ペレルマンが言っていることがわからなかったと。
ずっとポアンカレ予想と格闘していた数学者は、自分のわからない理論でポアンカレ予想が証明されたことに大きなショックを受けたそうです。

ペレルマンは、高校生の時に物理学が好きだったとのことで、トポロジーが専門の数学者とは違うものの見方をすることができたとのこと。ポアンカレ予想を証明するために、ペレルマンはサーストンの幾何化予想というものも証明したとのこと。これでトポロジーと微分幾何学をつなげたらしい。

***

ごちゃごちゃ書きましたが、私が思った&言いたかったのは、

高等教育、その中でも大学における専門教育というのは、専門分野を極めるところなわけだけれども、
専門の学者が何十人もうんうんうなってわからない事柄を、色々回り道をしたりして、多角的な経験・視点を持った人がさらっと解いてしまったりするんだなぁ、と。

何のための専門化か。
新しいものを研究する以上は、複数の専門性を持った人材の方がずっと有利なのではないか。
ストレートにやりたいことをかなえてしまうと、実はひとつのことしかできない人材しか育たないのではないか。
今の日本の教育制度では、多角的な経験・視点を持つための教育は含まれてないのではないか。

とか、思うわけです。

私の友人に、法学と心理学のダブルマスターを持っている学者さんがいるのですが、
とてもおもしろい研究をしています。
本当に、おもしろいんですよ。
それが、今本当に必要とされていることだったりするんだよね。

柔軟な脳みそを手に入れるのは、結構大変だと思います。
ミーハーに見えるしね。
でも、「つながっている」研究を根気強く続けることで、必ず何か成果が出せると思う。
信じることが大切。根性も大切。
そういう力が、ペレルマンさんのような人を生み出すんだと思う。

そんなことを考えたドキュメンタリーでした。
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ゆこゆこ

Author:ゆこゆこ
ハードな仕事を経てメンヘル不調に。2回の長期休職の後に退職。派遣社員を2年半した後、契約社員として本格的に仕事を再開しました。

好きなものは大自然、旅行、パン作り、Perfume。

大学での専門は植物生態学ですが、園芸植物のことはよくわかりません。

開発コンサルタントという妙な仕事をしていたおかげで世界の辺鄙な場所へ行ったことが多いです。

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