Esperanza

スペイン語で「希望」。 果報は寝て待て。

日本の「性別による、役割分業意識」

今は男女共同参画に関する仕事に関わっているんだけども、そうでなくても衝撃的な記事を見た。

「「女は家」意識、立候補の足かせ 政治の場に残る壁」
(朝日新聞、2月23日)

34人全員が男性で、日本最大の「女性ゼロ」議会である愛媛県今治市議会。直近の13年の選挙は、候補者にも女性はいなかった。

 出馬が取りざたされた女性はいた。地元のボランティア団体会長(50)だ。行動力を買われ、複数の知人から打診されたが、考えているうちに「出るらしい」といううわさが広がった。夫や仲間は「やってみたら」と背中を押してくれたが、「子どもがかわいそう」などと反対する親族もおり、結局、立候補はしなかった。
(中略)
19人全員が男性議員の福岡県直方(のおがた)市議会。03年に農業の竹松房子さん(63)が立候補を決意したとき、立ちはだかったのは義父だった。「地元の議員をずっと応援してきた。ここで選挙は許さん」。それでも「出ますから、すみません」と地域の男性たちに頭を下げて回ると、決まって「あんた、家の仕事どうすると?」と聞かれた。「孫、子の代まで恨まれる」と止めに来た女性もいた。
(中略)
地方議会への女性の参画に詳しい京都女子大の竹安栄子(ひでこ)教授(社会学)は、女性の立候補を阻む「壁」として、①社会と女性自身の中にある性別による役割分業意識②家族・親族の反対③男性優位の地域社会――を挙げる。「女は家、男は仕事」といった意識を克服して出馬を決めても、「嫁入り婚が多い日本では、『夫より前に出るのか』と親族に反対されることが多い」。自治会長の95・3%を男性が占める(14年度、内閣府調べ)など、地域社会の中心は男性だ。


「孫の代まで恨まれる」って・・・。驚きました。
(私は両親ともに東京出身で、都会のさっぱりした人間関係で育ったので、なおさら信じられなかった)

仕事がらみで聞く話で、
「地域の生活支援活動やボランティアを中心的に行っているのは女性だが、NPO法人化する際には代表にどこかから男性を連れて来る」
という話を聞いて、こういうことが「性的役割分業」と言うんだな・・・根が深いな・・・と思っていたところでした。

それでも、最近は女性がNPOの代表になることが増えているとのこと。

そんな現状がある中、変革の兆しもあるようです。(上記と同じ記事より引用)

 むしろ目立つのは、議会の透明度が高まったケースだ。03年に女性9人が当選し半数(当時は定数18)になった大磯町議会では、04年からケーブルテレビでの議会中継を始めた。議会だよりでは各議員の議案賛否の結果を公表。09年には町民への情報公開をうたう議会基本条例が成立した。

 前回11年の町議選では女性候補8人全員が当選したが、男性は16人中10人が落選。奥津勝子議長(71)は「女性の方が負託を受けているという気持ちが強く、改革が進む」と、女性が支持される理由を分析する。

 大磯町の男性幹部は「女性議員は透明性を求め、『住民のために』と細かい指摘が多い。行政の煩雑さは二の次になってしまう」と話すが、子育て支援課の男性職員は「女性議員は『議員さん』ではなく保護者の一人として生の声を持ってきてくれる」と歓迎する。

 島本町議会で01年から4期務める平野かおる議員(60)は「女性議員がどんどん質問するから、男性も質問するようになった。根回し政治から本音を言い合う議会に変わった」と話す。
(中略)
議会の改革度と女性議員の多さに関係はあるのだろうか。早稲田大学マニフェスト研究所は、自治体の情報公開や住民参加の度合いを評価基準にした「議会改革度」のランキングを作っている。11年に女性議員比率と議会改革度の関係を調べたところ、改革度が高い議会ほど、女性議員比率が高いという結果が出た。

 質問に回答した1356議会のうち、議会改革度の順位が上位100位以内の自治体と、1301位以降の自治体とでは、女性議員比率に約7ポイントの差があった。


これまたNPO関係者から聞いた話で、
「今は自治会でも女性の役員が増えてきている。実際に女性役員のいる自治会長に聞いてみると、『頭が柔らかい。手が動く。女性に活躍してもらわない自治会がバカみたい。』と言っていた。」
ということで、自治会長の95%は男性かもしれないけど、女性の影響力は少しずつ増している、という実感はあるのでした。

徐々に進んではいるものの、議員になるという段階でひとつの大きな壁を越えなくてはいけないのは確か。
「男性が変わらない」と文句を言うことよりも、女性側から変わっていかなくてはならない、とひしひし感じる今日この頃です。

ああ、どうやったら「性的役割分業意識」を変えられるんだろう。
学校教育なのか??
親の意識なのか??
ロールモデルなのか??

仕事で関わっていて思うのは、国も制度面を整備しようと頑張っていたりするものの、上からやろうと思ってもなかなかうまくいかないこと。強制力が活きないということ。
だから、今の政府が「女性管理職を3割にします!」と言っても簡単にはできない。
もちろん、保育園や学童の拡充とかはお金さえつければできると思うけれども、個々人の意識は変えられない。

上からも、下からも変えていこうと思わない限り、変わっていかない。
それが文化を変えるということなんだと思う。
女性を使わないと損をする、女性を使わざるを得ない、そういう状況は今後どんどん出てくると思うので、いずれ変わっていくことにはなるんだろうけど・・・

まずは地方と都会の差が少しでも少なくなるといいなと思います。
(結論がテキトーになってしまい、すみません・・・)
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ゆこゆこ

Author:ゆこゆこ
ハードな仕事を経てメンヘル不調に。2回の長期休職の後に退職。派遣社員を2年半した後、契約社員として本格的に仕事を再開しました。

好きなものは大自然、旅行、パン作り、Perfume。

大学での専門は植物生態学ですが、園芸植物のことはよくわかりません。

開発コンサルタントという妙な仕事をしていたおかげで世界の辺鄙な場所へ行ったことが多いです。

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